🥋玄武会　寒稽古 in 2020 🥶

今年は1月5日の日曜日に、毎年恒例の寒稽古がカリフォルニアで行われ、その写真が武道師範から送られて参りました。

武道家はこの様にして精神と身体とを日々鍛えておられる訳です。

カナダやチリから参加された生徒さん達は平気で海に入られましたが、暖かいメキシコからの生徒さん方には少々寒く、ご苦労なさった様です。

私はカリフォルニア(CA)から遠いアーカンソー(AR)に住んでますので、そう頻繁にCAに行けず、従って、万年「白帯」であります。(😭💧💦 )

寒稽古にも参加しない、不届き者であります。

それなのに、先生を始め諸先輩方にとても親切にして頂き、感謝感激です。

昨年12月の日本旅行も先生と先輩方とご一緒で、たいそう楽しく有意義な旅でした。

また、道場で年末に皆様が杵でついて下さったお餅やお赤飯などをお正月にお送り頂き、とても有難いです。

( 昨年12月29日付けのブログ「カリフォルニアでお餅つき」をご覧下さいね。)

私の抜刀道の師範、出村文男先生は、10歳から武道を始められ、1961年、21歳の時、全日本空手道選手権大会で優勝されました。

1965年に300ドルだけを持って渡米。ご苦労なさって、アメリカで糸東流の道場を開かれ、2003年に糸東流玄武会を設立。

現在までアメリカ空手界の最高指導者として尊敬されています。

全米に道場を持たれるだけでなく、ヨーロッパ、アフリカ、カナダ、メキシコ、コスタリカ、ベネズエラ、パナマ、チリ、などなど世界中に先生の道場があります。

常に各道場へ出張なさり、今週末には中東のカタール道場へ行かれるご予定です、もしもお身体の状態が良ければ、ですが。

( 先生のお身体のご状態については、後に触れます。)

先生の道場では、生徒さん方は道場に入る前には必ず靴を脱いで揃え、道場にお辞儀されて入り、畳マットの上では皆裸足です。

礼に始まり、礼で終わる、礼節が重んじられています。

稽古の前には、先生を前に並んで正座して黙想の後、「正面に礼！先生に礼！お互いに礼！」の順に日本語で挨拶と礼をされ、道場訓を日本語と英語で言われます。

稽古中も、相手が代わる度に、「お願いします。」「有難うございました。」と言ってお互いに礼をします。

稽古の終わりには、再び先生を前にして整列して着座し、今度は「先生に礼！正面に礼！お互いに礼！」の順に、やはり礼節を尊ばれます。

皆で畳マットの清掃をし、道場を出る時にも礼をして出ます。

稽古の途中でも、出入りする時は必ず道場の方を向いて立礼をします。

また、自分よりも武道経験の長い相手は「先輩」と呼んで敬います。

私は小さい頃から武道には全く縁が無かったので、この歳になって初めて武道に出逢い、嗚呼、凄い！と感激しています。

礼を尊び、他を敬い、和を大切にし、武道で心身を鍛錬し、継続する忍耐力を養い、己れの人間形成に一生努力する「武道」って何て素晴らしいのでしょう！！！

私はサムライに憧れます。

出村先生がヌンチャクの本を出版された時、まだ無名だったブルースリーがその本でヌンチャクを学び、先生にもよくアドバイスを請われていたそうです。

また、80年代にヒットした映画「空手キッド」で、Mr. Miyagi 役の　パット　モリタ氏が空手をされなかったので、出村先生が彼のスタントダブルをなさいました。

先生のドキュメンタリー映画「The Real Miyagi」は、Netflix、Amazon Prime Video, Google Play Movies, You Tube などでご覧になれます。

「世界を変える100人の日本人！　Japan All Stars」というテレビ東京での番組の中にも先生が出られました。私はDVDを頂きましたが、どこでこのビデオを観れるのか分かりませんので調べておきますね。

先生は、昨年11月に日本政府から外務大臣賞を受賞されました。これまで既に、文部大臣賞や数々の偉大な賞を受賞されています。

下のURL は出村先生がまだクモ膜下出血で脳の手術をなさる前、また、人工透析をなさる前のものです。ご覧下さい。

( 現在は１日10時間の透析を毎日なさっています。

それでも、毎日道場へ行かれてご指導なさり、毎月必ず、全米にある道場を順々に訪門され、海外の道場へ行かれる事もあります。

クモ膜下出血の後遺症で右半身付随となられましたが、ご自分で毎日木刀100回の素振りをなさり、今では書道も出来る程回復されています。大変な根性です！

先生は真の侍です。

日本の誇り、いえ、世界の誇りです❗️)

You Tube video:

「伝説の武道師範　出村文男　先生、帯をヌンチャクの代わりに使うデモンストレーション」