🇯🇵誠実な日本人🇯🇵
アメリカに長く住むと、日本や日本人の良さをつくづく感じます。
アメリカ人を含む白人の多くは、人種的、文明的に劣るとして黒人や黄色人種を劣等と見下しています。
15世紀の大航海時代で世界に進出した西欧列強は、やがてアジア全域を植民地化しました( 日本とタイを除く)。
アフリカも奴隷貿易が終了した後でさえ、1900年代に未開人を文明化すると正当化され、欧州列強により植民地分割が行われました。
日本人は正直で誠実で、相手を思い遣り、社会全体の利益をおもんばかる美しい国民です。
資源が乏しく国土の狭い日本では、自己犠牲をし、皆で助け合い、努力や研究を重ね、他国民よりもよく働き、その結果、豊かな国を築いてきました。
私が渡米した頃、日本は世界第2位の経済大国で、日本人や日本製品の優秀さをアメリカ人の誰からも称賛され、とても誇りに思ったものです。
今、日本は世界の檜舞台から去り、将来が危ぶまれています。
かって世界市場の1/2のシェアを占めていたIT産業は、いまや1/20。
檜舞台はGAFAにとって変わられ、中国がそれに続き、いずれインドにも追い越される予測です。
日本の経済力は落ち込んでいます。
もはや、日本は強い国ではありません。
ここで心配なのは、強い国が弱い国を支配するという構図です。
強力な軍事力も経済力も持たない日本が弱体化するのを待っているのは中国、韓国、北朝鮮、ロシア、など枚挙にいとまがありません。
中国は、強い軍隊を持たない平和な仏教国のチベットに侵入し、易々と自国に併合しました。
平和憲法を持っていても、軍事的に弱いと、この様に武力によって強国の思い通りになります。
国際連合は、汚職や癒着問題の巣窟なので、とても日本を助けてはくれません。
今はまだ、強い米軍が日本に駐留しているので手出しをしないけれど、アメリカや日本がさらに弱体化すれば、待ってました!とばかり侵入して来るでしょう。
現に中国のミサイルは、日本の主要都市に向けられています。
強い国が弱い国を征服し、乗っ取り、敗者を搾取するというのが、これまでの歴史で行われた事実です。
ソ連は、第二次世界大戦終結の1週間前に日ソ不可侵条約を一方的に破り、満洲・樺太・千島侵攻のために総兵力147万人、戦車・自走砲5250輌、航空機5170機を準備し、1945年8月8日夜に 宣戦布告、9日未明に満洲への侵攻作戦を、11日に樺太への侵攻作戦を開始し、日本の降伏を決定付けました。そして、北方領土はソ連のものとなりました。返す気など勿論ありません。
日本人はお人好しなので、条約を一方的に破って侵入し領土を取るなんて違法だから、北方領土を返せと言うけれど、ソ連は返す様なまともな国ではありません。
今後も自国の利益になる可能性が出てくる度に北方領土をチラつかせて切り札に使うだけです。
私はお人好しの日本人が好きです。自分もそうだと思っています。
でも、世の中にはお人好しは少なく、隙あらば相手の弱みにつけ込んで得をしようとする人々が殆どなのです、哀しいけれど。
日本が世界の檜舞台にいた時、それを快く思わない国は沢山ありました。
小国のイエローモンキーのくせに、我慢ならん!と多くの白人達は思いました。
同じ黄色人種の国、中国、韓国、北朝鮮も、日本の成功を妬み、弱体化を望み、今こそ後ろからトドメを刺したいのです。
日本が更に弱体化すれば、どんな酷い事をされるか分かりません。
彼らは誠実、正直、自利利他、を良しとする国々ではないからです。
お人好しの日本人の基準で測ってはならないのです。
所詮、理解してもらえません。
分かり合えません。
こちらの親切心でさえ、それを曲解して敵対心にねじ曲げます。
第二次世界大戦も不幸にして起こりましたが、これは日本が悪いのではありません。
先の大戦で戦勝国となった日本が欧米の仲間入りをした事を、白人諸国は苦い思いだったのです。
アジアを殆ど植民地に出来たのに、日本はそう出来なかった事に我慢ならなかったのです。
あの大国中国でさえイギリスのいいなりになったのに、おのれ、小癪なジャップめ!
中国は当時白人のゴマすりでした。
そこで、ABCD(アメリカ、イギリス、中国、オランダ)包囲網をしいて、日本への石油や鉄鉱石の輸出を止め、対日経済制裁を加えました。
資源の無い日本は、そうされると自滅です。
アメリカはこの様にして、日本が植民地になるか、もしくは戦うかの状況に陥れたのです。
当時の日本首脳陣は、「戦っても負けるが、戦わずして植民地になるより、戦う」という選択をしたのです。
やむを得ず始まった戦争でした。
多くの犠牲者を出し敗戦しましたが、勤勉な日本人は戦後大復興を遂げてくれました。
食べ物の無い焼け野原から立派に復興して下さった先人達に感謝の気持ちでいっぱいです。
コロナ禍における今の私達よりも、もっと辛い生活を我慢して頑張って下さったおかげで、今日の豊かな生活があります。
繰り返します。私はお人好しの日本人が大好きです。
正直で誠実な国民性を誇りに思います。
そうではない国々に囲まれる日本の将来を危惧します。
大国中国の属国になる日本など見たくありません。
その為には、強い軍事力と経済力が必要です。
教育に力を入れて、優秀な人材も養育せねばなりません。
このまま三流国に落ち込んでほしくありません。
諸行無常ですから、かつては西欧諸国が最強な時代かあり、アメリカや日本の時代があり、これから中国やインド、更にはアフリカ諸国が台頭するかもしれません。
けれども、私は日本が常に豊かで幸福であって欲しいと望みます。
日本は今出来る事を必死に努力して、一流国の誇りを失わないで下さい。