👓 老ける人と若々しい人 - その1 🐣

人間は、20歳を過ぎると「老化」が始まります。🙀

 

「老化」を促進する要因は「糖化」。

 

「糖化」とは、タンパク質や脂質が糖と結びつくことです。

 

この「糖化」によって、老化促進物質であるAGEが作り出されるのです。

 

 

( 参考 ) : AGEとは「(Advanced glycation end-product)/ (糖化最終生成物 / 終末酸化物質)」という老化促進物質のこと。

 

 

AGEを発見したフランスの物理学者の名前にちなんで、「糖化」は「メイラード反応 ( Maillard reaction)」とも呼ばれます。

 

ビーフステーキ、お好み焼き、タコ焼き、パンケーキ、トーストなどの焼き色、ご飯のおこげ、程良く焦げ目のついた焼き魚、つやつや飴色のアラ炊き、こんがりと揚げあがった豚カツ、コーヒーやチョコレートの色もすべてメイラード反応によるもので、AGEsが大量に発生します。

 

さて、私達の体は、筋肉や内臓、血管、神経など全身がタンパク質からできています。

 

AGEが恐ろしいのは、私達の体をつくっているタンパク質を攻撃し、新陳代謝などの本来の機能を低下させ、「病気」や「老化」を著しく促進することです。

 

一度生まれたAGEが元のタンパク質と糖質に戻ることは決してありません。

 

タンパク質は、種類によって新陳代謝のスピードが異なります。たとえば、血液中で酸素を運んでいるヘモグロビンというタンパク質の寿命はおよそ120日ですが、コラーゲン線維は15年以上も体内に留まり続け、その間にAGEsが蓄積してしまいます。

 

「糖化」が、皮膚のコラーゲン繊維に影響すると、肌は弾力を失い、シワ、シミ、タルミ、くすみとなります。

 

髪のタンパク質が「糖化」すると、髪からハリやツヤが失せ、抜け毛の原因にもなります。

 

AGEsの増加が、骨のコラーゲン繊維に影響すると、骨を劣化させ、骨粗鬆症の原因となります。

 

「糖化」が血管や内臓に影響すると、さらに深刻です。

 

血管の組織が「糖化」によってもろくなると、血管壁に炎症を起こし、動脈硬化のリスクが高まり、心筋梗塞や脳梗塞の原因となります。

 

また、腎臓で老廃物をろ過する膜はタンパク質でできているので、「糖化」するとフィルター機能を失い、腎機能低下となります。

 

目では、「糖化」がドライアイや白内障、網膜症なども引き起こします。

 

「糖化」は認知症にも関連します。健常な高齢者の脳と比べて、アルツハイマー病患者の脳には約3倍のAGEsが蓄積されていたという報告もあります。

 

また、腎臓や目の細い血管がAGEsによってもろくなる為、糖尿病患者に合併症 (神経障害、網膜症、腎症) を引き起こす危険性が高まります。

 

タンパク質は「糖化」の過程で、褐色に変化する「焦げ」となるので、全身のタンパク質が褐色に焦げつき、機能が低下するという怖ろしい事態になってしまうのです。

 

このように、「糖化」は「AGEs」の蓄積をもたらし、「病気」と「老化」の大きな原因となり、寿命を縮めます。

 

では、命を縮める真犯人である「糖化」を防ぐ方法はないのでしょうか。

 

次回は、その予防方法についてお知らせ致します。

 

 

( 資料提供) : OMRON All for Healthcare

 

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百合の香り、素敵❣️

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ホスタスもいい感じ💓