🗽アメリカ生活 - 「チャーチルとフレミング」🔬

アレクサンダー・フレミングはアオカビからペニシリンを発見し、多くの人命を救いました。

ペニシリンにまつわる伝説の中に、フレミングとチャーチルの感動する物語があります。

これは1945年のノーベル賞受賞後、フレデリック・ヴィンソン財務長官のスピーチが発端と言われています。

さて、アメリカでもよく引用されるその物語とは次の通りです:

＊「チャーチルは2度フレミングに救われた」

百年余り前のある日の午後、イギリスの田舎町で一人の貧しい農夫が働いていた時のこと、突然、遠くから助けを求める声が聞こえた。

農夫は大急ぎで声のする方へ駆けつけ、川に落ちた少年を見つけると直ぐに川に飛び込み、無事その子を助けた。

この助けられた子は貴族の御曹司で、数日後、少年の父親が謝礼を手にやってきたが、農夫はそれを丁重に断った。

貴族は農夫の善良さに敬服し、それではせめて、農夫の子をロンドンに住まわせ高等教育を受けさせたいと申し出た。

農夫は有り難くこれを受け入れた。自分の子によい教育を受けさせることは彼の長年の夢だったからだ。

貴族も自分の息子の命の恩人の夢をかなえることができて喜んだ。

その後、農夫の子は優秀な成績でロンドン聖マリア学院を卒業した。

イギリス王室より勲章と爵位を授けられ、1945年にはノーベル医学賞を受賞した。

彼こそはアレクサンダー・フレミングで、ペニシリンの発明者である。

あの貴族の御曹司も成人した。第二次世界大戦中彼はひどい肺炎にかかったが、幸運にもペニシリンのお陰ですぐ回復した。

この御曹司こそ、イギリス首相チャーチルである。

出典: ※看中国から転載（翻訳・時葦螢）