🗽アメリカ生活 - 山吹( Kerria )の花🌼

庭に満開の山吹 (ヤマブキ) の花が賑やかです。

 

面影草 (おもかげぐさ)の別名があるそうです。

 

山吹の花言葉は「気品」「崇高」「金運」

 

谷底に落とした金貨が山吹の花になったという言い伝えがあり、「金運」の花言葉はそれにちなんだものとか。

 

属名の学名「Kerria(ケリア)」は、スコットランドの植物学者ウィリアム・カー(William Kerr / 1814)の名前に由来します。

 

山吹には次の様な素敵な逸話がありますよ。

 

室町時代の武将、太田道灌(14321486)は、突然のにわか雨にあって農家で蓑(みの)を借りようとしました。

すると、娘が出てきて一輪のヤマブキの花を無言で差し出しました。蓑を借りようとしたのに花を出されて道灌は内心腹を立てます。

 

後にこの話を家臣にしたところ、それは『後拾遺和歌集』の「七重八重 花は咲けども 山吹の実の一つだに なきぞ悲しき」の歌に掛けて、山間(やまあい)の茅葺きの家であり、貧しく蓑(実の)ひとつ持ち合わせがないことを奥ゆかしく答えたのだと教わりました。

 

道灌は古歌を知らなかったことを恥じて、その後歌道に励み、歌人としても名をはせたといわれます。

 

私は10年ほど前、近所のガーデニングフレンドから山吹を頂き、庭に植えました。彼は「ジャパニーズ  ケリー  フラワー」と仰ったので、当時それが山吹とは知りませんでした。

ずっと後になって、花の図鑑を見ていて偶然山吹の花を発見しました。

 

ツツジの花の写真は「アンコール」という種類で、年に3回花が咲きます。

 

もう一枚の写真は、お花の盛りが終わってしまった枝垂れ桜です。花は無くとも、流石に風情がありますね。

 

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山吹といろは紅葉

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アンコール

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枝垂れ桜